※本記事にはPRを含みます。
目次
本の基礎情報
- タイトル:タープ博士のトレード学校 ポジションサイジング入門
- 著者:バン・K.タープ
- 著者の経歴:米国のトレーディングコーチ・トレーディング関連のベストセラー作家であり、講演なども多く行ってる
- 発行年:2009/12/7
目的・目標
- ポジションサイジングを学んで、リスクの少ない株式投資を実施したい
本の構成
- 株式投資を行うのに大切な5つなステップの概要
- 自己改善ーすべての基礎になる最も重要な要素
- 自分のことや、相場を続けていくことに対する心得的な内容
- ビジネスプランの作成
- なぜやるのか、何をやるのかとそれを裏付ける情報は何を集めればいいのかといった内容
- ポジションサイジングの重要性
- ドローダウンやポジションをどれぐらいとればいいかが理論的に語られている
- トレーディングパフォーマンスを最適化するためのそのほかのアイディア
- その他のトレーディングを最適にするために気を受けることや打ち手など
学びになった点
- 【株式投資に大切な5つのステップ】
- 自己改善&メンタルトレーニング
- 株式投資や市場を誤った認識だった場合に改善する
- 自分の認識・信念の通りに人間は動くので、信念が間違っていれば自ずと投資も間違えてしまうから
- 投資プランの手引きを制定
- 大局観に合わせて、戦う市場やパフォーマンスを決める
- 自信の戦略にあった、最適なポジションサイジングを決める方法
- ドローダウンや目標を理解して、ポジションサイジングを決める。それが、レバレッジのサイズである。
- ↑を実行するために、ルールに従って実行出来るように監視
- 自己改善&メンタルトレーニング
- 【自己改善】
- トレーディングを成功に導くうえで、心理的要素が60%・ポジションサイジングが30%・残り10%がシステム開発
- 心理的要素・ポジションサイジングをないがしろにするトレーダーは90%が失敗するという事
- 自己評価でのチェックポイント(※内容は自分の解釈で書き換えてます)
- トレーディングプランを文章で作成しているか?
- 市場の動きについての全体像とその要因について理解しているか
- トレーディング結果の責任は全て自分にあると理解しているか?
- 利食いは遅く、損切は早くを確実に実行できているか?
- 自分の大局観に合うトレーディングプランを3つ持っている?
- トレーディングプランのバックテストを実施しているか?
- 自分の立てたトレーディングプランがどの市場で強いか理解しているか?
- トレーディングプランがあっている時のみ市場に参加しているか?
- トレーディング目標を持っているか?(許容できるドローダウン、特定の期間に達成したいことなど)
- 目標を達成するために調整できることはポジションサイジングだけであると理解しているか?
- トレーディングに最も重要なのは、心理的要素であると理解してるか?
- 自分がトレーディングプランに従って、規律あるトレードが出来るか?
- トレーダーもプロの職業である。そのため、日々の自己研鑽を行う必要がある。
- 毎日行わなければならないことを行い、正しい手順でトレードしているか
- 資金に対するしっかりとした考え方を持っているか
- トレーディングプランを立てているか?
- 目標に対する正しいポジションサイズでトレードしているか?
- 専業投資家の場合、毎日12~16時間時間をかけれるか
- やれることをやったのであれば自信をもって、「勝つ」と信じて挑む
- 心を平穏に保つ
- 瞑想を行う
- 自分が何を考えているか、何を気にしているかを書き出す
- 【投資プランの手引き】
- 最終的にトレードを通して目指したいものを明確に描く
- それが本当に実現しなければいけないことなのかを検証する
- 例えば、トレードで収益を上げたいのにもかかわらず、人のお金を運用するとなると別の悩みが発生してくる
- 目指す目標に向かってトレーディングのプランが変わることを意識する
- 期待値のあるトレードをしようという事(ここをRで示している)
- もしここで大きく稼ぎたいのであれば、期待値Rは変更せずにポジションサイズで調整
- 最終的にトレードを通して目指したいものを明確に描く
- 【ポジションサイジングの重要性】
- どれだけリスクの低い投資(ペイオフレシオ高・勝率高)でも、1回のトレードで損失を出して破産することもある
- ドローダウンを考慮してポジションサイジングをするという事
感想・評価
よかった点
- 株式投資に対する心構えが大事だよという事が理解できた
- 適切なポジションサイズは自分が目指す先であったり、ドローダウンを考慮したサイズであるという事が理解できた
気になった点
- 専門用語や翻訳した内容が少しわかりづらいところが多く、途中で読むのが辛い部分がありました
たまに読み返したくなるような古書でした。読むのは大変ですが、良書です!
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